韓国映画

1986年から1990年にかけて、10人を殺す殺人事件があった。
その事件は、11人目の被害者がでていたが、行方不明のままになっていた。
彼女の名前はチョン・スヨン。
彼女は警察官のチェ・ヒョング班長の恋人であり、チェ・ヒョングは犯人を掴める寸前に取り逃がしていた。

事件から15年が経ち、此の殺人事件の時効が成立する。

そしてさらに2年後、一冊の本が出版される。
本のタイトルは 『私が殺人犯だ』。
著者はイ・ドゥソクといい、10人を実際に殺した事件を書いたという。

とてもきれいでハンサムなドゥソクは、マスコミを使って一躍有名人になり、本は発売と同時に爆発的な売れ行きになる。

その頃、刑務所から一人の男が出所する。
名前はカン・ドヒョンサンといい、10人の被害者の身内でもあった。
彼は、犯人と思われる人を殺しかけて捕まっていた。
刑務所から出所する彼も元に一台の車が…。
車には行方不明のチョンの母親が居た。
被害者が集まり、犯人を殺害しようと計画を立てていたのだ。

本の作者であるドゥソクを誘拐し、殺害計画を立てる。
犯人を助けようとするヒョングだが…。

この殺人を廻って、マスコミは大騒ぎ。
ついに関係者を集めてテレビ討論をすることになる。

そして、その討論会に一本の電話がかかる。
犯人にしかわからないことをその電話の主は語る。
〝J”と名乗るその人物と、本の内容もまた犯人にしかわからない事が書かれている。

犯人は話してどちらなのか?
謎は深まる。

最後の最後まで見せ場満載で、DVDのジャケット一面の顔が印象的だ。
ハンサムな顔に薄笑い。
うっかり騙されるところだった。
楽しめる作品だった。
人間の恨みって凄くエネルギーがあるんだと、感心しながら、自分が誰かに身内とか大切な人を殺されるような立場にいたら、この映画のように行動しないとも限らない。

深て強い愛情があると、当然失った悲しみは深いし、ましてや殺されたとなると恨み捲るだろうし、ってところかな!!!

(J)

「殺人の告白」