嶋津 良智 (しまず・よしのり)
大学卒業後、IT系ベンチャー企業に入社。
同期100名の中でトップセールスマンとして活躍、最年少で営業部長になる。
その後、28歳で独立・起業し代表取締役になり、翌年、2人の経営者と情報通信機器販売の新会社を設立。
その3年後、出資会社3社を吸収合併、実質5年で52億の会社に育て、2004年に株式上場を果たす。
主な書著に『女性部下をうまく動かす上司力』『上司に使われるな!上司を使え!』『仕事の筋トレ』『あたりまえだけれどなかなかできない 上司のルール』などがある。
『確実に、人生を良い方向に導く方法』があるとしたら、それは、どんな方法だろうか。
しかも、簡単に今すぐできることだという。
それは、『心を変える』ことだという。
なぜ、心を変えれば、人生は変わるのか?
それは、ものごとの受け取り方、考え方を変えることによって、悪い出来事も良い出来事に変えることだという。
そして、まず始めることは、「怒らない」という方法だという。
「怒らない」という習慣を身につければ、「心」や「感情」のコントロールができるようになり、「自分の気持ちをよくする習慣」を身につけることによりもたらされるものだという。
また、最もシンプルな3つの成功の法則として
1.命と時間を大切にする。
2.人生は思い通りにいかない!
3.苦悩と喜びはパッケージ
を挙げている。
命と時間は、平等に、すべての人に与えられている。
思いどおりにならない人生には、イライラや怒りは付き物だ。
思いどおりにならないからといってイライラしていても、当然だが、結果は思いどおりになるわけではない。
そこで、怒りに伴うストレスを感じないように、様々な工夫をして、自分の人生に生かすことを選択する。
人生の免疫力を身につけ、何かが起きたときの対処法を身につけて、感情をコントロールしする。
人の心を左右するのは、出来事ではな受け取り方だ。
考え方を変化させることにより、結果を変える。
情報に感情をコントロールさせない。
最悪を考えて、最高を生きることを思考する。
本書は、どうしても、いらいらしてしまう人のための感情のコントロールの方法や、さまざまな怒りのコントロールに対処する方法や工夫が書かれている。
情報過多で、何をどう考えるかが問われる現代社会に、認知的な思考法に工夫を凝らし、自分らしく生きて、人生を乗り切っていくために本でもあるだろう。
感情に振り回されないで、自分で感情を使いこなそう。
(J)