今回も「脳とこころの不思議な関係」からです。

うつ病ですが、うつ病の60%以上は発症のきっかけとなるのは生活上の出来事、つまりストレスが関係しているようです。
反応性うつ病で、動物実験で確かめられています。
その「ストレス」ですが、同じ経験をしてもある人には大きなストレスでも、別の人にはほとんど気にならないってことありますよね。
どのくらいのストレスかというのは、ストレス刺激をどのように評価するかだそうです。
ストレッサ―が有害か無害か、重要であるか重要でないかだそうです。
有害で重要となると、第2段階評価対象となり、そのストレッサ―に対して、自分が有効な対処法を知っているか知らないか、それが実行可能か不可能かという評価だそうです。
ストレス刺激でうつ病っぽくなるかどうかも、性格の問題が絡むようです。

ホームズらによる心理社会的適応尺度
生活上のストレスとなる強さの表示です。(単位はLife change units value.   LCU)

  1. 配偶者の死亡   100
  2. 離婚       73
  3. 別居       65
  4. 留置場拘留    63
  5. 家族メンバー―の死亡 63
  6. 自分の病気あるいは障害  53
  7. 結婚       50
  8. 解雇される    47
  9. 夫婦の和解   45
  10. 退職      45
  11. 家族の一員が健康を害する 44
  12. 妊娠      40
  13. 性的困難    39
  14. 新しい家族のメンバーが増える 39
  15. 仕事の再適応        39
  16. 経済状態の変化       38
  17. 親友の死亡         37
  18. 異なった仕事への配置換え  36
  19. 配偶者との論争の回数の変化 35
  20. 一万ドル以上の抵当か借金  31
  21. 担保物件の受け戻し権喪失  30
  22. 仕事上の責任変化     29
  23. 子供が家を去っていく    29
  24. 姻戚とのトラブル      29
  25. 優れた個人の業績     28
  26. 妻が仕事を始める、あるいは中止する
  27. 学校が始まる
  28. 生活状況の変化
  29. 習慣を改める
  30. 上司とのトラブル

面白いのに、42. クリスマス  12  というのがあります。

こうしてリストにすると、仕事と人間関係って大変ですね。
でも、長生きするには、実際に人との触れ合うことは、必要不可欠だといいます。
ストレスか長く生きていく方法としての人間関係にするか。
ストレスにしない思考法が長生きの秘訣かな。

「ストレス」について