『初詣』には行きましたか?
何処に行っても、詣での人は結構多いですよね。
(2012年です)1月4日に、大阪の住吉大社に詣でました。
一宮から四宮まである住吉大社。
例年、詣で客が多いので有名でもあります。

1月4日なら、もう人手も少なかろうと踏んで出かけたんです。
参拝客は程々。
太鼓橋を渡り、三宮・二宮と参拝を済ませて、一宮へと行こうとすると、何やら入場制限?
一宮の周りに縄が張られてます。
『踏歌神事』にぶつかっちゃったみたい。

思いがけないアクシデントに、ちょっと興奮!
とても寒い風が吹きすさぶ中、待つこと20分。
寒いの何の!

『踏歌神事』五穀豊穣を祈る儀式です。
昔はアラレバシリと呼ばれたらしいです。
祝詞があり、神職の二人が神前に御餅を奉納します。
その後、神楽女の白拍子舞(しらびょうしまい)と、4人の神楽女による熊野舞が披露されます。

約30分程の神事が終わると、奉納された紅白の御餅がまかれます。
この御餅は福餅で、とても縁起がいいそうな。
縄が解かれて一宮の餅まきに皆が行きます。

私、餅まきは初体験。
“欲は言いません!1個でいいのでください!”
祈りながらの参加。

しばらくして、餅まきは始まります。
それまで、大人しく待っていた人たちが、餅まきが始まると、周りも気にせず、必死で餅を取ろうとします。
御餅は頭の上からばらばらと降り注ぎます。
その御餅を取ろうとする人たちの気迫と素早さに圧倒されて、思わず恐怖心にかられます。
人って変わるんですね!
改めて、感心しました。
結局御餅は一つも取れずじまい!

テレビでしか見たことがなかった餅まき。
面白くもありながら、二度と経験したくないような貴重な体験をしました。

住吉大社 「踏歌神事」