精神の疾患をもつ人たちの中に、芸術的才能を持つものがいるという。
1981年にオーストラリア・グギング村にナブラティル博士が「芸術家の家」を造る。
そこには、その才能を活かし、芸術の才能が認められた人たちがいる。
オズワルド・チルトナー 78歳 頭と胴だけの人間を描く
ヨハン・フィッシャー 79歳
ヨハン・カルバー 空間恐怖症の傾向のある彼は、紙の空間を嫌い、
緻密に紙の端まで埋め尽くす
ヨハン・コーレンツ 61歳 インクと水彩で一組の恋人たちを描く
アウグスト・バラ 空間を想像したもので埋め尽くし、神話を描く
ライゼン・バウワー も居る。
その人たちの中の5人が、プラハのチェコ国立ギャラリーへ出かける。
豊かな自然に囲まれ、様々な色彩でいろどられ、おもわず、行ってみたくなるような心引かれる家。
そのなかでの彼らの日常の生活が淡々と描かれている。
グギンズ神経科病院と芸術家の協力により製作された映画だそうだ。
映画 「遠足」 Der Ausflug