セックス依存症のヴィクターを描くダークコメディー。

自分という人間が何者であるかということを世間のレッテルや周りの人に決めてもらう。
人の求められた人を演じる。
そうしているうちに、自分が何者であるかがわからなくなる。

ヴィクターは、小さいころから母の愛に振り回され、母を見捨てることもできず、母の愛に応えることで生きてきた。
そして、自分が何者であるかわからず、愛の代わりに、セックスを求める。

テーマパークで共に働く親友のデニーも、またセックス依存症である。
二人で、依存症の自助グループに参加し、依存症に振り回される生活から脱出しようと努力する。
が、回復のステップはなかなか進まない。

今は、認知症で記憶がなく、精神科病棟にいる母アイダを訪れながら、ヴィクターは、自分のルーツを求め、自分が何者かを探そうとする。

社会からのはみだし者のヴィクターとデニーの二人は、社会のそとにいる方が楽。
心の中では人とつながり、そして人から認められたい。
そう思いながら、嘲笑いながら外を見ている。

ちょっとぶっ飛んだ一風変わった作風である。

セックス アディクションやレイプ。
認知症・感情の爆発など重たいテーマをを忠実に描きながらも現実でない世界を描いている。

現実生活を破壊してしまうといわれる依存症。
フロイト的映画との説明があるが、どんなものでしょうか???。

自助グループ(セルフヘルプ・グループ  self help group)
同じ問題や障害を抱えている人たちによって、専門職から独立しつつ、自発的でかつ自己責任的に結成されたグループであり、相互扶助の環境のなかで個々のメンバーがみずからの自己治癒力を発揮していくことを目的としている。
1935年にアメリカで無名のアルコール依存症者たちによって発足したAA(Alcoholics Anonymous)を原点に、以後、アルコール依存症者の家族のグループであるアラノン、親にアルコール依存症者を持ったために傷ついて育ったと感じる人々のグループであるアダルトチルドレン・オブ・アルコホィックス、薬物依存症、ギャンブル依存症、拒食症・過食症などのグループがあり、「12ステップ」と呼ばれる回復のためのプログラムなどを実践している。

「カウンセリング辞典」より

(J)

インナーチャイルド・グループワーク

「セックス・クラブ」 CHOKU