人間が暮らすのに必要な燃料は、地球を汚染し、その変わりの燃料として太陽エネルギー、ヘリウム3が地球の70%のエネルギー資源として使用され、砂漠は緑に変わり、人々の生活も変わる。

“ルナ”産業と呼ばれるこの産業。
月にサラン採掘基地を作り、ヘリウム3を採取する。
作業員一人。
その人の名は、サム・ベル。

三年契約で月に派遣。
住居には、ガーディという名の機械が、散髪や食事など、生活すべてのことや会社との連絡役を果たす。

残り2週間というある日。
サムは、採掘場で事故に合う。

ベッドで目覚めた彼は、何かがおかしいと気づく。
何かがおかしい!

会社の規約を破り、採掘場に行った彼は、
そこで、自分に出会う。
二人のサムは、自分たちは、クローン人間だと知る。

二人のサムは,月から脱出し地球に帰るべく動き出す。
会社から派遣された木星からの救助船イライザ号が着くまでの時間は8時間。
その間に、どうにかしなければ、二人とも未来はない。

iPS細胞(人工多能性幹細胞 induced pluriptentstem cell)が、京都大学の山中教授によって発見され、クローン人間ができる可能性が大きく飛躍した。
それと同時に、病気の飛躍的な回復の可能性は、この発見で広がった。

この映画のようにクローンを作り、仕事に従事させることも可能といえば可能だ。
ある意味での、近未来の素晴らしい飛躍を見せながらも見終わった後の後味の悪さは免れえない。
同じ遺伝子を持つ私がもう一人。
あくまで映画と割り切るが、心は、穏やかではない。
明日、どこかで私が私のクローンに会ったら、『私は誰?』と問うことになるだろうな~。

(J)

「月に囚われた男」 Moon