エバ・ベニテズ の日記より

“学校に行く気はなかった”
“監察官に「施設に入るか」と脅かされたから”
“街で起きていることは、学校でも起きてるのに・・・”
“学校なんて街と同じで、刑務所みたいな所よ”
“人種ごとに分かれて寄り集まっている”
“カンボジア人”
“黒人”
“白人たち”
“そして私たちメキシコ系のラティーノ”
“これがみんなの社会よ”
“でも格好つけたがるバカが必ず挑発してくる”
“相手の縄張りにズカズカと入り込んでくるの”
“狙うかのようにね”
“こういうことは、みんな敏感に感じ取る。暴動の予感が・・・”

エリン・グルーウェルは、高校の302教室の国語の教師になる。

思い描いていた教師生活と現実は、余りにも違っていた。
教師仲間は、生徒は、3年には居なくなっているという。
そんな中、エリンは生徒に日記をつけるようにノートを渡す。
そして、本を与える。

エリンは、生徒たちの現実を理解し、そのことに触れ、そして、生徒同士の共通点やお互いにを理解するようにと努力する。
また、ホロコーストへの理解や読書を通じて自分たち以外のより広い世界に興味を持つ工夫をすることで生徒たちのより広い共感が生まれる。

生徒たちの日記、『 The Freedom  Writers 』は、1999年に出版された。
日記を書いたことで生徒たちの周り、そして社会の何かが大きく変わったわけではない。
暴動や殺戮は、今も繰り返されている。

“私たちは自分たちの声を持ったライターになった。”
“誰も読んでくれなくても—”
“本は私たちが生きた証になる”
“これで皆が自尊心を持った”
“たとえ自己満足でもこの勇気は忘れない”

(J)

「Freedom Writers」