47歳の若さで亡くなった、メキシコの女流画家 フリーダ・カーロの物語。
愛と情熱の一生涯を描く。

メキシコの国旗は、三色の色と、アステカ神話を象徴しているらしい。
その国旗の色である緑・白・赤は、「独立」・「カトリック」・「メキシコとスペイン人の統一」を表すという。

「独立」は、まさにフリーダの生涯に相応しい。
バスの大事故で肋骨・鎖骨・背骨・骨盤の骨折。
さらに右足の粉砕骨折という体になるフリーダ。
繰り返される手術で、経済的にも追い詰められる。

自分の「絵」を、その当時、すでに画家として活躍していたディエゴ・リベラに見せ、自分の内側からの苦悩を描くフリーダの「絵」をディエゴは高く評価する。

描かれるフリーダの絵は、ぞっとするような感覚を覚えさせる物がある。
人間の内側にある苦悩は、あまりに赤裸々に描かれる時、ある種の拒絶反応のようなものを人に与えるのかもしれない。

極彩色の色使い溢れるこの映画。
自由と苦悩をあたかも色で表すかのごとく、表現されている。

フリーダと重なることの多い人生を歩むマドンナが、彼女の「絵」を評価し、有名になったとの風評もある。

自分を表すことは、時に苦痛を伴うことがある。
でもその代償は、掛け替えのない自由であろう。
ほとばしる人生への賛歌は、生き方を越えて感じるものなのだろう。
どんなものだろう・・・。

(J)

「Frida」