チェコスロバキアの作家・カフカの作品の映画化。

幻想的で、悪魔的な作風で知られるカフカ。
どんな映画になっているかわくわくしながら見る。
原作とは一味違う作品で、思わず違う角度から見ていた。

不安な夢から自分の部屋で目覚めたある日の朝、グレーゴル・ザムザは一匹の大きな虫になっていた。
家族に囲まれ幸せな日々をすごしていたグレーゴル。
虫になった彼に家族は動揺・驚きと絶望を示す。
そして、彼を部屋に閉じ込める。

今までのように家族に接するグレーゴルだが、言葉も何もかもが通じない。
何もかもが崩れていく。

生活に困り果てる家族。
そして、ある朝彼は死ぬ。

ある日を境にして、いままでの自分とは違う自分になる。
今までとは違う自分を知る。

『そんな体験に近い事って私にもあったよな~』て、映画を見ながら思う。

人には見せたくない自分やこんな自分は人からは理解されないだろうと思う自分。

偶然にもそんな自分を家族にさらけ出さざるを得ないとしたら
この映画ほどではないにしろ、自分も家族も周囲の人たちも戸惑いと驚き、そして困惑するのだろうな~。
そのことがふと心を過ぎり、原作にない映像の力?を知る。

(J)

「変身」