芹沢 一也 (せりざわ かずや)
1968年東京生まれ。
慶応義塾大学非常勤講師。慶応義塾大学院社会学研究科博士過程修了。
SYNODOS代表。
専門は近代日本思想史、現代社会論。
犯罪や狂気をめぐる歴史と現代社会との関わりを思想史的、社会学的に読み解いている。
著書に『<法>から解放される権力』『狂気と犯罪』『ホラーハウス社会』など。

萩上 チキ (はぎうえ ちき)
1981年兵庫県生まれ。
東京大学情報学環修士課程修了。
専門はテクスト論、メディア論。
著書に『ウェブ炎上』『12歳からのインターネット』『ネットいじめ』など。
人文社会学系を中心にネットで話題のニュースやトピックを紹介する「トラカレー」「荻上式BLOG」主宰。

飯田 靖之 (いいだ やすゆき)
1975年東京生まれ。
エコノミスト。
東京大学経済学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。
現在駒川大学経済学部准教授。
参議院特別調査室等の客員を歴任。
専門は経済政策、マクロ経済学。
主著に『経済学思想の技術』『ダメな議論』『考える技術としての統計学』など。
ブログ「こら!たまには研究しろ!!」

吉田 徹 (よしだ とおる)
1975年東京生まれ。
慶應義塾大学法学部卒。
日本貿易振興機構、東京大学総合文化研究科、日本学術振興特別研究員を経て、現在北海道大学法学研究科准教授。
専門は比較政治学、ヨーロッパ政治。
著書に『ミッテラン社会党の転換』、共著に『政権交代と民主主義』など。

本田 由紀 (ほんだ ゆき)
1964年徳島県生まれ。
東京大学大学院研究科教授。
若年労働市場や教育意識に関する実証研究を専門とし、「ニート」「人間力」「家庭教育」などの概念に批判的検討を加えている。
著書に『軋む社会』『家庭教育の隘路』『若者の労働と生活世界』『「ニート」って言うな!』など。

鈴木 謙介 (すずき けんすけ)
1976年福岡県生まれ。
関西学院大学社会学部助教。
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員。
専攻は理論社会学。
インターネット、ケータイなど、情報化社会の最新の事例研究と、政治哲学を中心とした理論的研究を架橋させながら、独自の社会理論を展開している。
2006年より、TBSラジオで「文科系トークラジオLife」のメインパーソナリティをつとめる。
同番組は08年、第45回ギャラクシー賞ラジオ部門において大賞を受賞。
著書は『カーニヴァル化する社会』『サブカル・ニッポンの新自由主義』など。

橋本 努 (はしもと つとむ)
1967年東京生まれ。
北海道大学大学院経済学部准教授。
専門は社会哲学。
著書に『自由の論法』『社会科学の人間学』『帝国の条件』『自由に生きるとはどういうことか』『経済倫理=あなたは、なに主義?』など。

シドノスとは、現代社会を多角的に検討し、知の交流スペースとしているスペース。
セミナーとメールマガジンが活動の中心となっているようだ。
シドノスは、アカデミックの最前線に立つ講師とともに、8人ほどの少人数制で、自分なりの意見をぶつける場になっている。
一方通行になりがちなところを、話しがわかりにくかったら、その場から参加者から質問が飛んでくる。
独りよがりな話し方は通用しないし、高尚にけむに巻くこともできない。
そんな「知」の「試練」の場だそうだ。
そうすると、話しが分かりやすくなるそうで、知的水準を犠牲にせず、コミュニケーションを経た言論になるようだ。

そんなシドノス参加者から、「経済学っぽい考え方」「ニッポンの民主主義」「教育・労働・家庭ををめぐる問題」「日本ならではの「再帰的不安」を乗り越えて」「誰もネオリベラリズムを全面否定できない」というタイトルの内容の濃い論議や指摘と、クロスインタビューを加えて、出版された本である。

昏迷の時代をどう生きるか、「知」の羅針盤をどう見つけ、どう読み解くか。
難しい難問を、飾りのない言葉で書かれている。

(J)

 

「日本を変える[知] 「21世紀の教養」を身に付ける