菅野 仁 (かんの ひとし)
1960年生まれ。
東北大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位所得。
東北大学文学部助手などを経て、現在、宮城教育大学教育学部教授。・学長特別補佐。
専攻は社会学(社会思想史・コミュニケーション論・地域社会論)。
著書に『友だち幻想』 『教育幻想』『ジンメル・つながりの哲学』などがある。

いろいろな方法を試してみたけど、全然仕事がはかどらない。
締切を守れたためしがない、そもそもやる気が起こらない。
やらなければならないことがあるけれど、ついテレビを見たり、PCで遊んだりしてしまい、気がついたら目的の事は、何もしてなかった。
そんな人のための「18分集中法」。
筆者自身が、具体的で現実的で、実践的な方法をと考え出したやり方である。

人にはそれぞれ、バイオリズムサイクルがある。
バイオリズムのサイクルの波が下ってやる気の低調なときでも、どうしてもやらなければければならないときがある。
やる気がないのでついついダラダラと時間を使いがち。
「理屈」ではわかっているけど、どうしたらいいのか・・・。
「根性なし」と自分を揶揄してもどうしようもない。
その本来のバイオリズムに合わせて、しかもやるべきことをやる。
そんなときの方法のひとつとして一度実践してみてはどうだろうか。

やり方はきわめて簡単。
まず、タイマーを18分にセットする。
やり始めはとにかくやってみようと取り掛かる。
タイマーがなったら、必ず休憩をとる。
休憩と言ってもそのときの状態で時間や内容は決める。
短くてもOK。
やっていることから手を放して、首を回すだけでも良いみたいだ。
18分を1セッで、3セットを1ユニットとすして、1ユニットが終わると、長めの休憩を入れる。
そのときの調子で、調子がよければさらに1ユニットする。
タイマーは、デジタル式の終了時に音で知らせるタイプがおすすめだそうだ。
やり始めたことが途中でも、休憩を入れる。

人の脳の集中力は15分がベースだという。
何か作業をする際の集中力には、「初頭努力」「終末効果」そして「中だるみ」があるという。
その「中だるみ」の時間をできるだけ少なくして効果を得る。
18分で区切ると、「中だるみ」が少なくなるそうである。

やってみる価値はあるかも・・・。

一番効果が出るのは読書だそうだが、いろいろな事に効果はあるらしい。
どうしても必要に迫られて読まなければならない本だが、普段から本をあまり読まないとか、自分の好きな本は読めるけど、読みたくないけど必要に迫られているとか。
自分のバイオリズムを見つけながら、まずはやってみる。
筆者自身はバイオリズムの良い変化も出てきたそうだ。
思わぬ効果が出るかもしれない。

(J)

 

「18分集中法」 -時間の「質」を高める