池上 六朗

「宇宙は何時から存在したのか?
それはヒトが宇宙を意識して言葉にしたときから始まった、という説があります。
何かが存在すると言うコトは、人間の意識にとって存在すると言うコトです。
モノ・コトの存在の意味はヒトの意識が規定することです。
では意識があればモノ・コトがそこに在るという事が分かるのかというと、もう一つ、自分の意識をそこに向けるという作業がなければ
モノ・コトの存在は分かりません。
意識はそのままでは何にも知覚することは出来ません。
「志向性」を持ったとき始めてモノ・コトが何処に、どの様に在るかと言うことを意識の内側に取り込むことができるのです。」
本文抜粋
心身一如。
こころと身体は、常に密接な関係がある。

こころが荒れると、身体の調子が悪くなることが多い。
反対に、身体の調子がいまいちだと、こころの調子も何となく良くない。
身体から調子を取り戻すか、こころから調子を取り戻すか、それは本人次第かな!

三軸修正法は、こころと身体の密接な関係にも言及しながら、身体をどういう風にケアーしていくことが出来るかということを、著者の池上さんが、自分自身の船乗りとしての体験を基に、より身体をうまく使う方法を、理論と共に書いている。

カラダの不調は力学的な「歪み」を示しているという。
カラダのどこかに不調を感じる時には、平坦な床の上に真っ直ぐ仰臥(上向きに寝る)と何処かに痛みを感じる。
そうすると身体を横向きにしたり、腰や膝や寝ている方向を変えたりして、自分で楽な姿勢を探す。
真っ直ぐ上向きに寝られて、気分が良いということは、本当によほど良好なときに限られるようだ。

地球に住んでいる私達の身体は、絶えず自然界の色々な物理的な力が作用している。
万有引力(宇宙に存在するすべての物がお互いに引き合っていること。)をはじめ、物をまとめるものの働きがある。

  1. 強い力(核力。原子核をまとめる力)
  2. 電磁力(磁石や電荷の間に働く力)
  3. 弱い力(中性子を陽子に変化させる原因となる力)
  4. 引力(万有引力)という、4つのちからの働きがあるらしい。

この4つ目の力である万有引力が、絶えず働き続けている。
そして身体を地球上に鉛直に保とうとする力となる。

「重力の方向は、地球上のどの地点においても、“普遍的”に鉛直方向ですから、カラダを動かせば、重力に対して、カラダを構成している粒子が受ける方向は、相対的にいつも変化します。
その結果、必然的にカラダの形と、その機能に常に変化が生じます。
また、カラダの機能は、多少の変化を織り込むように進化を重ねています。
その変化の傾向に沿った、カラダの使い方をしているかぎり、機能低下は起きません。
しかし、その傾向に逆らった、カラダの使い方をすると、機能低下をもたらし、関節の可動域の減少や、痛みなどの不快感をともなった感覚で、そのカラダの使い方の間違いを表現します。」
本文 抜粋

その自然界の法則に従って、身体の歪みを修正する方法に、遠い昔から、すでに獲得しているはずの“普遍的”な事実に裏付けされたシンプルな身体の動きを取り戻すことだそうだ。

その一つに、身体の身近なところに、重しの吊り下げをする方法があるらしい。
重しを吊り下げるだけなんて、何とも不思議である。
本当かと思わず疑いたくなる。

すべてのモノが引き合う力。
ユング心理学のシンクロニシティーとも関連するこの考えかた。
試してみる必要あるかもと思った。

シンクロニシティー(共時性)  synchronicity
ユング(Jung,C,G.)の提唱した概念で、非因果的関連の原理。
2つの出来事の意味ある符号のことで、狭義には内的イメージと外的世界における出来事の間の意味ある一致のこと。
心理学辞典 より

(J)

「三軸修正法」 自然法則がカラダを変える!