ちょっとだけ深く考えてみる—–それがプチ哲学。
そんな本の表紙の言葉“わかりやすくて面白いよ!”
という言葉に乗って読む。

二匹の小魚

南の海の底に小さな魚の恋人たちがおりました。
二匹はお互い深く愛し合っていました。
ーこんなに広い海の中、
君に出会えてなんて僕は幸せなんだ。
ー私もなんて幸せなんでしょう。

ところがある日のこと。
二匹は運悪く捕えられてしまいました。
そして狭い狭い水槽に入れられてしまいました。
ー大好きな君といつも一緒にいられてなんて僕は幸せなんだ。
ー私もなんて幸せなんでしょう。

深く愛し合っている二匹の小さな魚たちがおりました。

今回のテーマ

「不変」ということ

世の中には、環境が変わると価値が変わるものが多くあります。
例えばフロリダで一年中おいしいフローズンドリンクも、シベリアではおいしくないのは誰でもわかることです。

しかし稀に、まわりに全く影響されない価値もあります。
極端な話ですが、フロリダの正三角形はシベリアでも同じ正三角形です。
私達には「郷に入っては郷に従え」といった、
状況に応じて変化を余儀なくされることを認める傾向もあります。
しかし、この小さな小魚たちのように、自分の中の不変なものを持つのもかっこいいことであります。
本文より

可愛いカエルや小魚・小鳥のイラストが描かれていて書かれてある内容は、本当にちょっと考えるだけ!

物事のとらえ方って状況によって随分変わる場合がある。

例えば、誰かが誰かを突き飛ばす。
それだけなら当然、怒りが湧き、相手に批判的のもなる。

ところが、その情景の中に、上から何かが落ちてくると考えると、怒りどころか感謝しかない。

そういう認識論をわかりやすく書いてくれている。

少し考えると解るようなことでも軽く考えてトンデモナイ結論に達することもある。
危ない危ない結論に至る前に、この本でも読んで少しブレークタイムはいかがでしょうか・・・。

確かに、この本、簡単に読めて面白いわ!

(J)

「プチ哲学」  佐藤 雅彦