hon20160816保坂 隆 (ほさか たかし)

1952年山梨県生まれ。
聖路加国際病院リエゾンセンター長。
精神腫瘍科部長、聖路加国際大学臨時教授。
慶応義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科入局。
1990年より2年間、米国カリフォルニア大学へ留学。
東海大学医学部教授(精神医学)を経て現職。
著書・監修書に「精神科医が教える50歳からの人生、幸せに上手になる方法」
「精神科医が教える50歳からの人生を楽しむ老後術」「人生の整理術」
「精神科医が教えるお金をかけない「老後の楽しみ方」」
「人間、60歳からが一番おもしろい」などがある。

 

笑顔や笑いで免疫力が上がることは最近ちょくちょく耳にする。
人体に備わる重要な免疫システム「NK(ナチュラルキラー)細胞」が笑いによって増加する。
笑いは免疫力だけでなく、脳波のなかのα波が増えて脳がリラックスし、
同時に大脳新皮質に流れる血液量を増加させ脳の働きが活発になるようだ。
もう一つ「感動する心」は、
セロトニンが分泌されて健康に良いといわれている。
涙はストレスホルモンを発散させ、老化の予防になるとか・・・。(泣くことも一種の快楽である。モンテーニュ)

モノを捨てて、上質な暮らしを手に入れる。
簡素で高ぶらない生活の仕方は、だれにとっても上質なもの。
「収納があるから」と安心してモノを増やさない。
捨てるのはあくまで手段であって、大切なのは、
その後に始まる暮らしのクオリティーを高めることになるという。
モノを大切にすることは、
毎日使いたくなるもの、使うのが楽しいものしか持たないようにすることに通じている様である。

老いは顔にしわをができるし、
また、心にもしわをつける。
「老いを楽しむ」心を身につけると、
マイナスに捉えそうなことも面白しろい出来事として捉える心をもつ。
若さを保つ最大のカギではないか。

情報に惑わされず、自分の生活に好奇心を持って前向きに進む。
不安や情報に振り回されて、貯めるばかりの人生ではなく、
「学ぶ」ことへの投資や、自分の楽しみを見つける必要があるようである。
人間の欲望は限りがなく、いくらお金を持っていても、
十分満足という金額でなければ、完全に不安消えることはない。

実際には困らないための生活をする最低限度のお金は必要だろう。
じゃあ、いくらあったらいいの?
自分の満足できる暮らしとは、それに必要な金額とはいくらか?
本を読んでも答えはないが、
いろいろな考えを知ることは必要かもしれないと思った。

(J)

「50歳からのお金がなくても平気な老後術」