昨日から今日にかけて、夏を思わせるような暑さで、びっくり。

同じようにびっくりした事に、『子供の学力の低下が低下している』ということです。
学力が低下していると言われているのは知っていましたが、高校生の学力が、一昔前の中学生並みだということです。

学力低下のことが紹介されていたのは、内田樹さんの「狼少年のパラドクス」の中です。
朝日新聞社から2007年に出版された本ですが、今ではどうなっているのでしょうか。
少し、不安です。
「狼少年のパラドクス」で、このタイトルの副題が「ウチダ式教育再生論」とあり、内田さんは、当時、神戸女学院大学で教えていたので、さまざまな教育現場の現実にぶつかるのだろうと思いました。
様々な要因が絡み合っての学力低下のようですが、その要因の一つに、私にとって、興味深いことがありました。

それは、日本人ってお買いもの上手で、物を買う時に、色々なものを見て周り、価格を吟味し、自分の必要としているものをよく考えて、決めるようです。
大学も同じで、費用対効果を考えて選ぶ傾向があるそうです。

本来、教育というものの効果が出るのは、大学を出て何十年もたった時点で、『ああ、あの時に教えてもらったのは、このことだったんだ!』なんてことが起きます。
つまり、教育の成果って長い時間と、本人の成長とかも兼ね備えて、初めて気づくことが多いのに、現代人はすぐに効果が出ることや目に見える結果を求めてということです。

成程ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「中学生並み?」